【8月9日 CGTN Japanese】中国国家林草局・北上ゾウ対策指導グループは8日午後8時ごろ、雲南省の野生ゾウの群れ14頭が元江を渡り、無事に生息地に戻ったことを明らかにしました。

 16頭の野生アジアゾウの群れは2020年3月、中国南西部にある雲南省のシーサンパンナ(西双版納)国家自然保護区を離れ、北に向けて移動しはじめました。2020年末頃にはゾウの赤ちゃんが生まれたために、群れは17頭に増えました。うち2頭は2021年4月24日に、プーアル市墨江県に戻りました。6月には未成年オスのゾウ1頭が群れから離れ、単独行動を31日間続けた後、麻酔を処置されてシーサンパンナ国家自然保護区に戻されました。

 北上するゾウの群れは雲南省の省都昆明市内に入りましたが、エサの投与で誘導されて17カ月にわたる旅を終え、生息地に戻りました。

 ゾウが故郷に戻ったとの情報に、中国のネットユーザーは反応を示しました。「かわいいゾウがやっと家に戻った。これからは勝手に逃げたりしちゃダメだよ」「ゾウの群れを追いつづけた雲南省の人々は温かい。途中で見た風景もびっくりするほど美しかった。やっと家に戻ったね。よかった」「ゾウの記憶力はすごいから、これから毎年、外部に出て歩き回るかも」「ネットだけじゃもったいない。シーサンパンナに行ってかわいいゾウと会いたい」(c)CGTN Japanese/AFPBB News