【8月9日 AFP】シリアの反体制派最後の拠点、北西部イドリブ(Idlib)県にある町フア(Fuaa)で7日、避難民の少年らが独自の「五輪競技会」に参加した。

「キャンプオリンピック2020(Camp Olympics 2020)」に参加したのは、12か所のキャンプで暮らす少年120人。陸上競技や球技のほか、空手や「馬術」などが行われた。フィナーレには、表彰台に誇らしげに立つ少年らにメダルと惜しみない祝福が贈られた。

 イドリブ県の住民約300万人のうち3分の2が、10年に及ぶ紛争の中、国内の別の場所から避難して来た。家を失った人の多くは、町の中に点在するキャンプでの生活を余儀なくされている。(c)AFP