【8月9日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2021)第10戦スティリアGPは8日、MotoGPクラスの決勝が行われ、プラマック・レーシング(Pramac Racing)の新人ホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が、昨季王者でチーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)の同胞ジョアン・ミル(Joan Mir)を2位に抑えて初優勝を飾った。

 レッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)のダニエル・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)とアプリリア(Aprilla Racing Team Gresini)のロレンツォ・サバドーリ(Lorenzo Savadori、イタリア)がクラッシュし、バイクが炎上したため、再スタートになったこの日のレースでは、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)の年間首位ファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が3位に入った。

 序盤の争いを制して首位に立ったマルティンは、最後はミルに1.5秒差をつけてフィニッシュした。

 総合2位につけるプラマック・レーシングのヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)は6位に終わったため、クアルタラロとの差は40ポイントに広がった。

 ミルは2位と11ポイント差の3位に浮上し、マルティンは12位に順位を上げた。(c)AFP