【8月9日 AFP】男子テニス、シティ・オープン(Citi Open 2021)は8日、シングルス決勝が行われ、大会第5シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)がマッケンジー・マクドナルド(Mackenzie McDonald、米国)を7-5、4-6、7-5で下し、ツアー3勝目を挙げた。

 昨年のソフィア・オープン(Sofia Open 2020)、今年1月のグレートオーシャンロード・オープン(Great Ocean Road Open 2021)に続くタイトルを獲得した19歳のシナーは、優勝賞金35万755ドル(約3800万円)を手にした。

 一方、世界107位でこれがツアー初の決勝となったマクドナルドは、試合を通して21本中16本のブレークポイントをしのぎ、第2セット2-5から最終セットに持ち込んだが力尽きた。

 2009年の設立以来、ATP 500のカテゴリーでは計146大会が行われているが、シナーは2017年に20歳で同大会を制したアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を抜いて、史上最年少での優勝者となった。

 またシティ・オープンでは、2001年大会を18歳で制したアンディ・ロディック(Andy Roddick)氏、2008年大会を19歳で制したファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に次ぐ若さでの制覇となった。

 シナーは9日に発表される最新のランキングで、24位から自身最高位となる15位に浮上し、マクドナルドも64位に上がる。(c)AFP/Jim SLATER