101歳の米「ロブスターレディー」 漁引退の予定なし
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【8月14日 AFP】バージニア・オリバー(Virginia Oliver)さん(101)は、米北東部メーン州で最高齢のロブスター捕りだ。現役のロブスター漁師で世界最高齢ではないかと、地元では言われている。
船の上で、オリバーさんは7歳の頃から続けているように、ぬめりのあるロブスターを巧みに処理する。
オリバーさんは、息子のマックス(Max Oliver)さん(78)とともに週3日、ロックランド(Rockland)市沖の海に出る。マックスさんが乗組員を務めるのは、「バージニア」号だ。これは、オリバーさんの亡き夫が彼女にちなんで名付けたものだ。
オリバーさんは「私は死ぬまで(この仕事を)続けるつもり」と語る。「それだけやれば十分でしょう。みんな私に『なぜ頑張るの?』と聞きます。そうしたいから。自分で自分のことを決められる年だからです」
友人からば「ジニー」と呼ばれているが、「ロブスターレディー」のニックネームもある。
オリバーさんは早朝3時30分に起き、5時には船に乗り込む。
オリバーさんとマックスさんは数百のかごを仕掛け、協力してロブスターを捕獲する。マックスさんが巻き上げ機でかごを引き上げ、オリバーさんがロブスターの大きさを測り、はさみをゴムで縛って船倉に入れる。
マックスさんは「母は常に動いていて、止まることがない」と語った。「昔からそうなんです。いつも気を張っている。いつも動いていて、いつも忙しくしている。考えただけで疲れてしまうこともあります」
オリバーさんは近いうちに漁をやめるつもりはない。「車いすに座りたくはないですからね」と語った。(c)AFP/Joseph Prezioso