【8月8日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2021)第10戦スティリアGPは8日、MotoGPクラスの決勝が行われ、レッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)のダニエル・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)とアプリリア(Aprilla Racing Team Gresini)のロレンツォ・サバドーリ(Lorenzo Savadori、イタリア)のクラッシュが発生し、2周で中断となった。

 テレビの映像ではペドロサが先に転倒し、サバドーリはペドロサのマシンに追突したことが確認できる。

 2台のバイクはコース中央で止まって炎上。テストライダーとして約3年ぶりに復帰したペドロサは歩いて現場を後にしたが、サバドーリは担架で運ばれたものの、意識ははっきりしていた。

 マシンから漏れた燃料が散乱したため、コースには消火剤がまかれたが、その後は清掃が行われてレース再開の運びとなった。

 最初の3周以内のクラッシュだったため、レースは予選結果に応じた当初のグリッドから再開され、周回数は28から27になる。(c)AFP