【8月7日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は6日、女子チームの公式ツイッター(Twitter)でアジア人に対して侮辱的なつり目ポーズをしている選手の画像を投稿したことについて謝罪した。

 5日夜に投稿された問題の画像では、イタリア代表のセシリア・サルバイ(Cecilia Salvai)がトレーニング用のコーンをかぶり、指で両目を横に引っ張っている様子が写され、同じポーズの絵文字も添えられていた。

 これに対して人種差別的だとする批判が殺到したことを受け、ユベントスは投稿を即座に削除。「論争を引き起こしたり、人種差別的な意味を含ませたりする意図はなかった」と弁明した。

 ユベントスは問題のツイートについて「心より謝罪する」とし、「許されない過ちを犯したと即座に気付いた。このミスは、人種差別に反対する全ての人々の気持ちを深く傷つけるものである」と述べた。

 さらに、問題のツイートが及ぼす「深刻な影響」に関して「全責任」を取るとし、人種差別に反対する姿勢を貫いていくと強調。「当クラブはこの過ちを認識し、全面的な反省と徹底した検証を行うことで、同じような事案の再発を防いでいく」と補足した。

 イタリアのサッカー界では近年、黒人選手を標的にしたサポーターからのモンキーチャント(猿の鳴きまね)が繰り返されるなど、多くの人種差別問題に直面している。(c)AFP