【8月7日 AFP】火星に着陸した米航空宇宙局(NASA)の探査車「パーシビアランス(Perseverance)」が、岩石試料採取のための地表掘削作業を開始した。試料は将来のミッションで回収され、地球で分析される。

 NASAは6日、パーシビアランスのそばに開けられた小さな穴の画像を公開した。掘削は約11日間を予定している試料採取作業の第一段階。太古の湖底の沈殿物に残されている可能性がある微生物の痕跡を探すのが目的だ。

 大型のファミリーカーほどの大きさのパーシビアランスは1年前、米フロリダ州から打ち上げられ、今年2月18日にジェゼロ(Jezero)クレーターに着陸した。ジェゼロクレーターには35億年前に深い湖があり、地球外生命体が生存できる環境があった可能性があると考えられている。(c)AFP