【8月9日 AFP】男子テニスのスター、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が8日に40歳の誕生日を迎えた。2度の膝の手術からの復帰後はらしくない結果が続いているが、今も四大大会(グランドスラム)通算20勝の記録更新を望んでいる。

 AFPスポーツは、引退後に悠々と暮らす元ライバルを尻目に現役を貫く40歳過ぎの他のスターを紹介する。

■トム・ブレイディ(Tom Brady、米国)(44)

 米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスターQBは3日、44歳になったが衰えを見せない。通算7度スーパーボウル(Super Bowl)を制覇。6回はニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)で、今年はタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)で優勝に貢献した。

 今年はバッカニアーズがカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)を31-9で破り、ブレイディは史上最年長でスーパーボウルの最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 誕生日の翌日の4日、ブレイディは、「幸運な気持ちだ。2022年に向けて準備は万全」とツイートした。

■フォルミーガ(Formiga、ブラジル)(43)

 1995年に17歳でサッカー女子ブラジル代表デビューしたフォルミーガは、200以上の国際試合で戦っている。ミッドフィールダーとして、サンパウロFC(Sao Paulo FC)やマルメFF(Malmo FF)、NJ/NY ゴッサムFC(NJ/NY Gotham FC)、さらにパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)など数多くのクラブでプレーした。

 東京五輪では、五輪に7回出場した初のサッカー選手となった。

「45歳までプレーするつもり。サッカーが大好き。やめるなんて難しい」と語ったが、ブラジルは準々決勝でカナダに敗れている。

■バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)(42)

 ロードレース世界選手権(WGP)で通算9度、うち最高峰クラスでは7度の総合優勝を誇るロッシは5日、今季限りで26年間の現役生活から引退すると表明した。

 今季はヤマハ(Yamaha)のサテライトチームで参戦しているが、現在のポイントランキングは19位。

 同胞のジャコモ・アゴスチーニ(Giacomo Agostini)が持つ最高峰クラスの最多年間優勝記録8回に並ぶまであと一つと迫っているが、夢のままで終わりそうだ。

■ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)(41)

 グランドスラムを7度(ウィンブルドン選手権<The Championships Wimbledon>5回、全米オープン<US Open Tennis Championships>2回)制した女子テニス元世界ナンバーワンのヴィーナス。四大大会では、さらにダブルス14回、混合ダブルス2回の優勝経験がある。

 2000年シドニー五輪ではシングルスで金メダルを獲得。さらに妹のセレーナ(Serena Williams、米国)と組んで五輪3大会でダブルスを制している。

 シングルスで49勝しているが、直近は2016年の台湾・高雄(Kaohsiung)での大会となっている。(c)AFP