【8月6日 AFP】東京五輪の表彰式で、メダルと一緒に選手に手渡される小さなブーケには、2011年に起きた東日本大震災の被災地域で育てられた花が使われている。

「復興五輪」をテーマに掲げた東京五輪は、津波などで1万8000人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災から、東北地方を主とした被災地域の復興を示す目的もある。

 福島県浪江町でトルコギキョウなどの花を栽培している清水裕香里(Yukari Shimizu)さんは、表彰式で選手がブーケを持っている姿を見てうれしい気持ちになると話す。「トルコギキョウの花言葉は『希望』。希望をもって、これからもいい花をつくっていきたい」とAFPに語った。

 映像は4日撮影。(c)AFP