【8月6日 Xinhua News】中国のオンラインチケット販売大手、猫眼娯楽はこのほど、2021年6月中間決算の純損益が前年同期の赤字から黒字に転換する見通しだと発表した。

 同社は2日に発表した業績予想で、純損益が前年同期の4億3100万元(1元=約17円)の赤字から3億5千万~4億元の黒字に転じるとの見通しを示した。売上高は8・6倍~9・1倍の17億5千万~18億5千万元を見込む。黒字転換の要因については、新型コロナウイルス対策の常態化や業界全体の努力などにより、中国の映画市場が持ち直したことに加え、製作などに関わった作品がヒットしたことを挙げた。

 中国国内で年末年始や春節(旧正月)に合わせて公開された作品の興行収入はいずれも好調で、同社が運営する興行データ分析アプリ「猫眼専業版」によると、1~6月の国内興収は275億元に上った。同社が製作と配給に関わった『你好、李煥英(Hi、Mom)』も中国映画史上2番目となる54億元の興収を上げた。(c)Xinhua News/AFPBB News