【8月5日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は5日、2030年までに国内で販売される新車の半数を、温室効果ガスを排出しない車にするとの大統領令に署名する。ホワイトハウス(White House)が発表した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)前政権下では、多くの環境規制や地球温暖化対策が著しく緩和されていた。

 ホワイトハウスは「大統領は、2030年に販売される全新車の半数を排出ゼロ車にするという、野心的な新目標を設定する大統領令に署名する。排出ゼロ車にはバッテリー式電動車やプラグインハイブリッド車、燃料電池車が含まれる」と発表した。

 また、大統領令により米国が「電気自動車(EV)の未来を前進させ、中国に先行し、気候危機に取り組む」ことになると説明した。

 フォード・モーター(Ford Motor)、ゼネラル・モーターズ(GM)、ステランティス(Stellantis)の自動車メーカー大手3社は、2030年までにバッテリー式電動車や燃料電池車、プラグインハイブリッド車などの売り上げを40〜50%にすることで「志を共有している」と表明した。(c)AFP/Aurelia END