【8月5日 AFP】米経済誌フォーブス(Forbes)は4日、歌手で実業家のリアーナ(Rihanna)さんの資産総額が17億ドル(約1860億円)に上ると報じた。

 R&Bの歌姫としてシングルチャートで成功を収めたリアーナさんは、化粧品やファッションのブランドも手掛ける。世界屈指の裕福な女性歌手の一人で、収入額はマドンナ(Madonna)さんやビヨンセ(Beyonce)さんらを上回る。

 リアーナさんはバルバドス出身で、本名はロビン・リアーナ・フェンティ(Robyn Rihanna Fenty)。2005年にブレークし、「ウィー・ファウンド・ラヴ(We Found Love)」やラップ歌手のジェイ・Z(Jay-Z)さんとのコラボレーション曲「アンブレラ(Umbrella)」などが世界的にヒットした。

 楽曲のダウンロードやツアーチケットの収益も大きいが、リアーナさんが大富豪になった背景には副業で成功したことがある。

 フォーブスは、リアーナさんの資産のうち約14億ドル(約1500億円)について、仏高級ブランドのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンと提携する化粧品ブランド「フェンティビューティー(Fenty Beauty)」の売り上げから生じたと推定している。包摂性の促進を掲げて2017年に立ち上げられたフェンティビューティーは、さまざまな肌の色に合わせた商品を展開している。

 フォーブスによれば、リアーナさんのランジェリーブランド「サベージXフェンティ(Savage X Fenty)」も2億7000万ドル(約300億円)の価値を有し、資産総額に貢献している。

 リアーナさんは2016年を最後にアルバムを発表していないが、多くのファンを魅了し続けており、インスタグラム(Instagram)とツイッター(Twitter)のフォロワーはそれぞれ1億人を超える。(c)AFP