【8月5日 AFP】東京五輪は5日、陸上男子砲丸投げ決勝が行われ、米国のライアン・クラウザー(Ryan Crouser)が自身の五輪記録を塗り替え、2大会連続となる金メダルを獲得した。

 5本目までの投てきで、2016年リオデジャネイロ五輪で自らマークした22メートル52の五輪記録を全て上回っていた28歳のクラウザーは、最終投てきで23メートル30の新記録をたたき出した。

 男子砲丸投げの表彰台は前回と同じ顔ぶれとなり、米国の世界王者ジョー・コバクス(Joe Kovacs)が22メートル65で銀メダル、ニュージーランドのトマス・ウォルシュ(Tomas Walsh)が22メートル47で銅メダルとなった。

 また男子三段跳び決勝では、ポルトガルのペドロ・パブロ・ピカルド(Pedro Pablo Pichardo)が同国新記録となる17メートル98で金メダルを手にした。

 自己ベストとなる17メートル57をマークした中国の朱亜明(Yaming Zhu)が銀メダルを、ブルキナファソのユーグ・ファブリス・ザンゴ(Hugues Fabrice Zango)が17メートル47で銅メダルを獲得した。ブルキナファソ人選手の五輪メダル獲得はこれが初めてとなる。

 五輪のこの種目で2連覇を果たしていた米国のクリスチャン・テイラー(Christian Taylor)は、数か月前にアキレス腱(けん)を断裂して今大会を欠場していた。(c)AFP