コロナ禍で近場の魅力、カラフルなビーチ小屋が熱い 英
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【8月15日 AFP】英イングランド地方の海岸線沿いに並ぶカラフルな小屋。新型コロナウイルスが流行する中、多くの英国人が近場の海辺で楽しむ休暇の魅力を再発見している。
イングランド東部エセックス(Essex)州のリゾート地、ウォルトンオンザネーズ(Walton-on-the-Naze)では、数キロにわたってビーチ小屋が連なっている。段々畑のように小屋が5段になっている場所もある。
不動産会社ボーイデンズ(Boydens)のバリー・ヘイズ(Barry Hayes)氏によると、これらの小屋の価格は1戸当たり8万ポンド(約1230万円)を超える。
英国の住宅の平均価格25万5000ポンド(約3900万円)の3分の1に迫る値段だが、同じくイングランドの南西部ドーセット(Dorset)では先月、33万ポンド(約5000万円)で落札された小屋もあった。
高価格にもかかわらず、小屋のほとんどは水道や電気が通っておらず、宿泊も禁止されている。
都市プランナーをやっていたと言うメラニー・ホワイトヘッド(Melanie Whitehead)さん(49)の小屋の利用目的は明確だ。「延々とお茶を入れるため」だと言う。
小屋の多くは1日単位で貸し出されてもいる。中にはカクテルバーやテーブルサッカーなど、インスタ映えする設備を整えたものもある。(c)AFP/Anna MALPAS