ベルギー、偽たばこ製造拠点を強制捜査 40人逮捕
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【8月5日 AFP】ベルギー税関は4日、偽たばこ製造工場10か所に強制捜査に入り、40人を逮捕した。偽たばこ工場の摘発作戦としてはこれまでで最大規模。
国際犯罪組織は、ベルギーを偽たばこの製造拠点にしており、英国を中心に近隣諸国の喫煙者に非課税で販売している。
税関職員らは未明、港湾都市アントワープ(Antwerp)郊外アールツェラール(Aartselaar)の工業団地で倉庫1棟を捜索し、男18人を逮捕した。現場は幹線道路沿いのありふれた工業団地で、摘発された倉庫には何の看板も掲げられていなかった。
容疑者らは東欧出身で、工場内のぼろぼろの部屋で集団生活をしていた。税関を管轄する財務省の報道官によると、工場は24時間稼働しており、シフト制で働いていた労働者らは近隣住民に気付かれないよう一度も工場の外へ出ることはなかった。
明らかに英国向けに出荷される予定だったたばこが大量に発見された。リッチモンド(Richmond)やマールボロ(Marlboro)といった有名銘柄に似せたパッケージに入っており、英国の標準的な健康警告表示が英語で書かれていた。
マールボロやリッチモンドに加え、プリンス(Prince)、レジーナ(Regina)の銘柄の偽造たばこ数千万本が押収された。
今回の捜査では、計4か所の生産拠点の他、刻んだ生たばこの葉や巻紙、フィルター、接着剤などを保管しておく物流拠点6か所も発見された。
違法拠点の一部はベルギー北部のトングレン(Tongeren)やエークロ(Eeklo)など港の近くに位置しており、英国、フランス、オランダの犯罪組織に供給していたとみられる。
今回の捜査で、ベルギーで今年これまでに摘発された偽たばこ製造工場は7か所となった。2020年は5か所だった。(c)AFP