【8月5日 AFP】イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)に所属するデンマーク代表のクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が4日、心停止で倒れてから初めてクラブの練習場に姿を見せ、チームメートと顔を合わせた。

 サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)の試合中に心停止で倒れ、現在療養中のエリクセンについて、インテルは「その場にいたクラブのディレクターと監督、チームメート、スタッフ全員と会った。エリクセンは元気で、肉体的にも精神的にも非常に良い状態だ」と発表した。

「今後はコペンハーゲンでデンマークの医師たちが提案した回復プログラムに取り組む。彼らは臨床的フォローアップの調整も行う。もちろん、インテルのメディカルスタッフもその都度、情報提供を受けて最新の経過を受け取る」

 イタリアでは他の国と違い、心臓ペースメーカーを入れているサッカー選手はプレーできないため、エリクセンのインテルでの去就は微妙な状況となっている。ペースメーカーを今後外せるかどうかは、現在受けている検査の結果を見て判断していくことになる。

 ただしイタリアに残るにせよ、別の国で新しいクラブを見つけるにせよ、復帰には半年かかることが見込まれている。(c)AFP