【8月5日 AFP】米国が、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した外国人の受け入れを徐々に再開する計画を進めていることが分かった。ホワイトハウス(White House)当局者が4日、明らかにした。米国は新型ウイルスの流行を背景に、大半の国に入国制限を課している。

 当局者は、ジョー・バイデン(Joe Biden)政権は、海外旅行の重要性を認識しており、「安全で持続可能な方法」で渡航者の受け入れを再開したいと考えていると述べた。

 政府は、「例外を除き、米国に渡航するすべての外国人に対し、ワクチン接種完了を条件に入国を徐々に認める段階的なアプローチ」を進めているという。ただし、時期は明らかにしなかった。

 政府は7月26日の時点で欧州諸国からの要請にもかかわらず、外国人への入国制限を維持するとしていた。新たな方針は、米国の新型ウイルス対策に暫定的ではあるが、大きな変化をもたらすことになる。(c)AFP