【8月4日 AFP】東京五輪は4日、陸上男子200メートル決勝が行われ、カナダのアンドレ・ドグラス(Andre de Grasse)が国内新記録となる19秒62で金メダルを獲得した。

 米国のケネス・ベドナレク(Kenneth Bednarek)は惜しくも19秒68で銀メダルとなり、同種目の世界王者である同胞のノア・ライルズ(Noah Lyles)は19秒74で銅メダルとなった。

 2008年から2016年までジャマイカのレジェンド、ウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏が金メダルを独占していたこの種目で、ドグラスが新時代最初の王者になった。

 準決勝で最速タイムをたたき出していたドグラスは、5年前のリオデジャネイロ五輪では200メートルで銀、100メートルでは銅を獲得。今大会の100メートルでも銅メダルを手にしており、ついにその実力をしらしめた。

 レース後にドグラスは「この瞬間を待ちわびていた。この瞬間のために懸命にトレーニングをしてきた」と語り、「100メートルを終えて残念な思いだった。自分に『とにかく走って金を取るしかない』と言い聞かせた」とコメントした。(c)AFP