【8月4日 AFP】バングラデシュで4日、結婚パーティーの会場に連続して雷が落ち、16人が死亡、花婿が負傷した。

 当局者はAFPに対し、西部チャパイナワブガンジ(Chapainawabganj)で数秒間に次々と稲妻が走り、16人が死亡したと述べた。花嫁はパーティー会場にいなかったという。

 バングラデシュでは毎年、数百人が落雷で死亡している。

 公式統計によると、2016年には200人以上が死亡。5月には1日で82人が亡くなる日もあった。ただし、統計に含まれていない死者も多く、ある独立機関のデータでは死者は少なくとも349人に上る。

 専門家の一部は、森林伐採により落雷での死者が増えていると指摘する。バングラデシュでは気候変動の影響を緩和し、落雷での死者を減らすために多数のヤシの木が植えられている。(c)AFP