【8月4日 AFP】東京五輪は4日、ゴルフ女子第1ラウンドが霞ヶ関カンツリー倶楽部(Kasumigaseki Country Club、パー71)で行われたが、レクシー・トンプソン(Alexis “Lexi” Thompson、米国)のキャディーが熱中症でダウンするアクシデントがあった。

 トンプソンは、バックナインでキャディーのジャック・フルグム(Jack Fulghum)氏を失うという痛手に見舞われる前、自身も体調が悪かったと認めた。

 世界ランキング12位で、初日を1オーバー「72」で終えたトンプソンは「喉が痛いままきょうを迎え、さらにキャディーがラウンドを終えられない事態に対処しなければならなかった。厳しい」とコメントした。

 15番で体調を崩したフルグム氏は、トンプソンに「私の顔色は悪くないかい?」と問いかけると、座って治療を待たねばならなかった。

 最終ホールまでは、米国のチームリーダーを務めるドナ・ウィルキンス(Donna Wilkins)氏がトンプソンのバッグを持っていた。

 ウィルキンス氏は「彼のことはとても心配だった。私はフロリダ州の出身だが、まだこの暑さに慣れていない」と語った。

「とにかく彼が無事であること、そして必要な水分と栄養を摂取して、この後の数日間に臨めることを願っている。そうならなければ他の誰かを探す。彼にはただ健康でいてほしい」 (c)AFP