【8月4日 AFP】テニスの四大大会(グランドスラム)で4度の優勝を誇る大坂なおみ(Naomi Osaka)や世界ランキング8位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)、同4位のソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)が、来週に行われるナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)を欠場することになった。カナダテニス協会(Tennis Canada)が3日に発表した。

 全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)と全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)の現女王である大坂と、昨年の全仏オープン(French Open 2020)を制したシフィオンテクは共に東京五輪に出場。女子シングルスで、大坂は銀メダルを獲得したマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に敗れ3回戦敗退となり、シフィオンテクも2回戦でパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)に屈した。

「今年のモントリオール(ナショナルバンク・オープン)を欠場することになり残念」と述べた大坂は、「来年、カナダで皆さんに会えるのを願っている」と続けた。

 全米オープンの前哨戦である同大会を欠場する理由に、シフィオンテクは休養の必要性を挙げた。

 シフィオンテクは「シーズンの前半はとても激しかったから、数日間のオフを取って休養し、今後の数か月に向けて準備する必要がある」と語った。

 昨年の全豪オープンを制したものの、今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)を最後に足のけがでツアーを離脱している22歳のケニンは「進歩している一方で、私の足は最高のレベルでプレーできる状態にない」と述べた。

「回復とリハビリにはあと1週間必要だと感じている」

 大坂の欠場により、女子シングルスでは世界3位のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が大会第1シードとなった。(c)AFP