【8月4日 AFP】米ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ(Letitia James)州司法長官は3日、同州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事のセクシュアルハラスメント疑惑をめぐる独立調査の結果、知事が「複数の女性へのセクハラに及んだ」との結論が出たと発表した。

 ジェームズ長官は記者会見で「独立調査の結果、クオモ知事は複数の女性へのセクハラに及び、これにより連邦法および州法に違反したとの結論に達した」と説明。クオモ氏がニューヨーク州の現旧職員に対し「望まれなく同意のない接触や、性的な含みのある発言を繰り返し、女性にとって敵対的な職場環境を生み出した」と指摘した。

 調査ではさらに、クオモ氏と高官らが元職員少なくとも1人に対しセクハラ告発への報復的措置を取ったことも判明したとされる。

 クオモ氏に対しては、現旧側近の女性少なくとも8人が、不適切な言動をされたと相次いで告発。だがクオモ氏はセクハラを否定し、自身が所属する民主党内から出ていた辞任要求を拒否していた。(c)AFP