【8月3日 AFP】東京五輪は3日、サッカー男子準決勝が行われ、ブラジルは0-0で迎えたPK戦を4-1で制し、五輪連覇に王手をかけた。

 PK戦でメキシコは、エドゥアルド・アギーレ(Eduardo Aguirre)が相手GKサントス(Aderbar Melo dos Santos Neto)にセーブされると、さらに二人目ホアン・バスケス(Johan Vasquez)のシュートがポストをたたいた。

 一方のブラジルはダニエウ・アウベス(Daniel Alves)、ガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)、ブルーノ・ギマランエス(Bruno Guimaraes)、そしてレイニエル(Reinier Jesus Carvalho)の全員が成功し、7日に横浜で行われる決勝ではスペインと対戦することになった。

 2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得したメキシコは、準々決勝で韓国から6点を奪うなど、今大会4試合で14得点を挙げた。

 規律が乱れないブラジルに対し、メキシコの絶好の時間は前半終了間際に訪れたが、ルイス・ロモ(Luis Romo)のシュートはサントスの好セーブに阻まれると、ウリエル・アントゥナ(Uriel Antuna)の決定機はゴール前でジエゴ・カルロス(Diego Carlos)にブロックされて無得点に終わった。

 そして後半終了間際にブラジルは、イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)でプレーし、今大会最多5得点をマークしているリシャルリソン(Richarlison)が試合を終わらせたかに見えたが、ヘディングシュートはポストに阻まれ90分間で決着はつかなかった。(c)AFP