【8月4日 Xinhua News】米経済誌フォーチュンは2日、2021年版の世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」を発表した。中国勢のトップは、国有送電大手の国家電網で全体の2位にランクインした。

 上位20位には、4位に中国石油天然気集団(CNPC)、5位に中国石油化工集団(シノペック・グループ)と国有石油大手2社が入ったほか、13位に建設大手の中国建築集団、20位に銀行大手の中国工商銀行がランクインした。保険大手の中国平安保険が順位を五つ上げて16位に浮上し、世界の金融企業で2位となった。中国勢の中でも5位と健闘し、混合所有制企業の首位を維持した。

 中国企業は国別で最多となる143社が入り、中国経済の力強い原動力を示した。新型コロナウイルスの影響で、今年の上位500社の総収益は前年比5%減の31兆7千億ドル(1ドル=約110円)に落ち込んだものの、中国勢は前年とほぼ同水準を保った。(c)Xinhua News/AFPBB News