【8月4日 Xinhua News】中国工業・情報化部情報通信発展司の謝存(Xie Cun)司長はこのほど開かれた全国第5世代移動通信システム(5G)業界応用大規模化現場会議で、中国の5G技術は工業、エネルギー、交通など複数の先行業界が既に率先して取り入れていると説明。ゼロからの開発を実現し、現在は大規模応用段階への移行を加速していると述べた。

 中国ではここ数年、5G基地局などのインフラ整備が絶えず加速し、5Gユーザーも増え続けている。同部の統計によると、中国で既に稼働している5G基地局数は100万カ所近く、5G端末接続数は約3億6500万台に上る。

 工業・情報化部など10部門が7月に発表した「5G応用『出帆』行動計画(2021~23)」は、23年の目標として、1万人当たりの5G基地局数18カ所超▽5G業界のVPN(仮想専用線)構築数3千回線▽個人ユーザーの5G普及率40%超▽ネットワーク接続通信量に占める5Gの割合50%超▽5G対応IoT(モノのインターネット)端末利用者の年平均伸び率200%超-を掲げている。(c)Xinhua News/AFPBB News