【8月3日 AFP】東京五輪は3日、陸上男子400メートルハードル決勝が行われ、ノルウェーのカールステン・ワーホルム(Karsten Warholm)が45秒94の世界新記録で金メダルを獲得した。

 先月行われたダイヤモンドリーグ(Diamond League 2021)の今季第4戦オスロ大会(Bislett Games 2021)で46秒70の世界新記録を樹立した25歳のワーホルムは、自ら記録を0.8秒縮めて優勝した。

 ホームストレートでワーホルムに追いすがった宿敵ライ・ベンジャミン(Rai Benjamin、米国)は、史上2番目に速い46.17で銀メダルに輝いた。ブラジルのアリソン・ドスサントス(Alison dos Santos)は、このレースの前までの世界記録に迫る46.72で銅メダルを獲得した。

 女子走り幅跳び決勝では、ドイツのマライカ・ミハンボ(Malaika Mihambo)が、2012年ロンドン五輪女王で世界陸上(IAAF World Championships in Athletics)で4度の優勝を誇る米国のブリトニー・リース(Brittney Reese)との一騎打ちを制して金メダルに輝く劇的な幕切れとなった。

 3位の記録で最後の試技を迎えたミハンボは、今季自己最高の7メートル00をマークしてトップに躍り出た。

 それまで6メートル97で首位に立っていたリースは、金メダルを懸けて最後の跳躍に臨んだが、記録は6メートル84に終わり銀メダルだった。ナイジェリアのエセ・ブルーメ(Ese Brume)は6メートル97で銅メダルを獲得した。(c)AFP