【8月3日 AFP】男子テニス、シティ・オープン(Citi Open 2021)は2日、シングルス1回戦が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、6-3で米国のサム・クエリー(Sam Querrey)を下し、初戦突破を果たした。

 2016年リオデジャネイロ五輪銅メダリストの錦織は、東京五輪で準々決勝まで勝ち残り、五輪で3大会連続で8強入りを果たした史上初の男子選手となった。

 東京五輪ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れ失望を味わったが、敗退後は今大会が行われる米ワシントンに移動。この日はナイトセッションの第1試合に登場し、疲労に打ち勝って勝利を収めた。

 錦織は「日本から到着して本当に疲れていたし、準備が整っているかどうかも定かではなかった」としながらも、「だけど、コートに立ったら問題なく、かなり良いプレーができた」とコメントした。

「大会の初戦は決して簡単ではない。100パーセント(の状態)は期待していなかったけれど、この調子でいきたい」

 2015年大会王者の錦織は、2回戦で第9シードのアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)と対戦する。この試合に勝った方が、第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と準々決勝で激突する可能性がある。(c)AFP/Jim SLATER