【8月1日 AFP】ラグビーテストマッチが31日に行われ、世界王者の南アフリカは27-9でブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)に快勝し、シリーズの戦績を1勝1敗のタイに戻した。

 南アフリカはフォワードの主力ピーター・ステフ・デュトイ(Pieter-Steph Du Toit)をけがで失いながらも、ハーフタイム明けにマカゾレ・マピンピ(Makazole Mapimpi)とルカニョ・アム(Lukhanyo Am)がトライを決め、後半のスコアで21-0と相手を圧倒した。SOハンドレ・ポラード(Handre Pollard)はコンバーションゴール1本、ペナルティーゴール(PG)5本を決め、トライ以外のチームの全得点を挙げた。

 主将のシヤ・コリシ(Siya Kolisi)は「この勝利は格別だ。つらい1週間で、自分にとって過去最も厳しい1週間だった」と振り返り、「(前の試合の)ミスに集中させてくれたマネジメントとコーチ陣に感謝したい。きょうはチームとしてみんなで戦い、やり遂げることができた」とコメントした。

 一方、2019年の年間最優秀選手であるデュトイは、序盤にドゥーハン・バン・デル・メルベ(Duhan van der Merwe)の遅れて入ったタックルを浴び、22分での交代を強いられた。

 前半の中盤にはそのバン・デル・メルベと南アフリカのチェスリン・コルビ(Cheslin Kolbe)が立て続けにイエローカードを受ける場面もあったが、ニュージーランドのベン・オキーフ(Ben O'Keeffe)主審が見事に試合を裁いた。

 両チームの1戦目では判定が物議を醸し、オーストラリアの主審と南アフリカのテレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)が試合後に大きな批判を集めていた。

 第3戦は同じケープタウンで次週7日に行われる。(c)AFP