【8月1日 AFP】モルドバの首都キシニョフから東に約30キロ、バレアトレスティエニ(Valea-Trestieni)村にあるアレグゼイ・カザク(Alexei Cazac)さん(40)のラベンダー畑では、若いカップルや家族連れが日没に合わせて写真を撮っている。

 2015年に栽培を始めたカザクさんは、「1年目からラベンダーの花が咲くと人が集まり、写真撮影のセットのようになった。そういう計画をしていたわけではないのだが」と話す。

 ルーマニアと国境を接する小国モルドバのハーブ栽培は、旧ソ連の解体とともに崩壊した。しかし近年再び盛んになっており、ソーシャルメディアで「いいね」を集めたい近隣の人たちだけでなく、西欧に本拠を置く国際的な化粧品各社も注目している。

 映像は7月10日撮影。(c)AFP