【7月31日 AFP】東京五輪は31日、競泳の各種目決勝が行われ、男子100メートルバタフライでは米国のケーレブ・ドレッセル(Caeleb Dressel)が世界新記録を樹立し、今大会自身三つ目の金メダルを獲得した。

 世界水泳(FINA World Championships)の同種目で2度の優勝を誇るドレッセルは、2019年に自身がマークした49秒50を更新する49秒45を記録した。

 男子200メートルバタフライを制したハンガリーのクリストフ・ミラーク(Kristof Milak)が49秒68で銀メダルを、スイスのノイ・ポンティ(Noe Ponti)が銅メダルを手にした。

 女子800メートル自由形では、すでに新種目の女子1500メートル自由形を制している米国のケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)が金メダルを獲得し、3連覇を果たした。

 終始レースをリードした24歳のレデッキーは8分12秒57を記録し、8分13秒83の自己ベストをマークしたオーストラリアのアリアン・ティットマス(Ariarne Titmus)を2位に、イタリアのシモナ・クアダレッラ(Simona Quadarella)を3位に抑えた。

 800メートルと1500メートルを制し、400メートル自由形と4×200メートルリレーで2位となったレデッキーの東京五輪は、メダル四つという結果に終わった。

 また女子200メートル背泳ぎでは、オーストラリアのカイリー・マッケオン(Kaylee McKeown)が100メートル背泳ぎに続き、2分4秒68という驚きのタイムで金メダルを獲得した。

 100メートル背泳ぎに続いてカナダのカイリー・マス(Kylie Masse)が2位に入り、自身4度目の五輪出場となったオーストラリアのエミリー・シーボーン(Emily Seebohm)が3位となった。

 新種目の混合4×100メートルメドレーリレーでは、キャスリーン・ドーソン(Kathleen Dawson)、アダム・ピーティ(Adam Peaty)、ジェームス・ガイ(James Guy)、アナ・ホプキン(Anna Hopkin)を擁する英国が3分37秒58の世界新記録を樹立し、金メダルを獲得。今大会で世界新記録が誕生するのはこれが5度目となった。

 昨年記録した3分38秒41の記録を破られた中国が2位、オーストラリアが3位に続いた。(c)AFP