【7月30日 CGTN Japanese】28日午前0時から29日正午までに、北京市では、北京以外の地区で新型コロナウイルスに感染したとみられる患者2人が報告されました。いずれも湖南省(Hunan)の観光地である張家界(Zhangjiajie)を訪れた旅行者で、北京に戻ってから感染が確認されました。

 北京市疾病予防管理センターは29日に特別通知を出し、「最近、中国南京など多くの地区で新型コロナ感染者が確認され、感染は多くの省や市まで拡大し、その上、現在は夏休みに当たり、観光などで人的往来が頻繁で、交通輸送の繁忙期であるため、感染症の予防と抑制は決して緩めてはならない時期である」とした上で、「確認された感染者の居住地の住民およびその勤め先の同僚は原則として、北京を離れることができず、北京を離れる必要があるとする場合、グリーンの健康コードと48時間以内のPCR検査陰性証明書を提示しなければならない。中短距離の小旅行を推奨し、不必要な集会を控え、個人の防護措置を強化するように」と強調しました。

 なお、北京市は20日から、15歳から17歳までの高校生を対象に、新型コロナワクチンの接種を始めており、8月の初旬からは12歳から14歳までの中学生を対象とする接種を始める予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News