【7月30日 CGTN Japanese】昨日(29日)は、中国人にとって一喜一憂の一日でした。東京オリンピック・競泳女子800メートルリレーでは、中国勢が世界記録を更新して優勝しましたが、その一方で、国民から愛されているバレーボール女子中国代表がロシア・オリンピック委員会チームに敗れ、予選リーグで3連敗を喫しました。

 バレーボール女子中国代表は、世界ランキング上位の強豪で、前回のリオデジャネイロ・オリンピックで金メダルを獲得したことから、東京オリンピックでも国民からの大きな期待が寄せられています。しかし、予選リーグのBグループでトルコと米国にいずれも0‐3で惨敗、昨日はロシア・オリンピック委員会に2-3で敗れました。

 この敗北について中国代表の郎平監督は、「よく頑張ってプレーしたと思うが、勝てなかった。スパイクも通らなかったし、ブロックもうまくいかなかった」と語りました。

 中国では、「女子バレー精神」という言葉が、1980年代からスローガンのように伝えられてきました。それは、窮地に追い込まれても希望を失うことなく、失敗から学ぶ、困難に向き合って立ち直るというものです。

 その精神を現代で体現するのが、バレーボール女子代表の皆さんです。予選リーグはあと2試合、最後の最後まで戦い抜く姿を応援したいですね。すべての選手たちにエールを送ります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News