【7月30日 Xinhua News】中国上海市で9日間開催された第16回上海国際青少年友好キャンプ(通称「友好キャンプ」)が21日夜、閉幕した。閉会式では、16カ国から集まった中国内外39人の参加者が、入念に準備した歌や踊りを披露し、キャンプの締めくくりを飾った。参加者たちは、マーカーペンで互いのTシャツに笑顔やハートを描き、自分の名前と祝福の言葉を添えていた。

 日本人参加者の松井琴菜さんは、上海に住んで4年以上になる。今回の友好キャンプで新しい上海を知ることができたという松井さんは、「中国の多彩な文化と料理に触れ、多くの美しく独特な都市景観を目にしたことが忘れられない」と振り返り、「上海が大好き!」と語った。

 友好キャンプの主催者は、上海を拠点とした活動のほか、陝西省(Shaanxi)延安市(Yanan)へのスタディーツアーも企画。参加者は、中国の貧困脱却と新農村建設の成果を実際の現場で体感した。

 16歳の米国人参加者、アンドリュー・トレブスさんは、延安の街の発展に強い印象を受け、「延安は人里離れた荒涼とした場所だと思っていたが、実際は急成長している現代的な都会だった。今後、中国と自分の結びつきがより深まる気がする」と心境を明かした。

 統計によると、2005年に始まった「上海国際青少年友好キャンプ」には、これまでに5大陸の約70の国・地域から約1500人の若者が参加している。(c)Xinhua News/AFPBB News