【7月30日 AFP】東京五輪、ソフトボールのメキシコ代表チームのメンバーが、選手村にあるごみ箱に公式ユニホームを捨てたとして処分される可能性があると、母国の統括団体から警告を受けた。

 メキシコソフトボール連盟(Mexican Softball Federation)は29日、「(ユニホームを捨てた)選手(たち)に対して激怒している。調査を行ってこれらの行為に及んだ人物を突き止め、適切な処分を下す」と発表した。

 同国のボクシング女子代表選手であるエスメラルダ・ファルコンレジェス(Esmeralda Falcon Reyes)とブリアンダタマラ・クルスサンドバル(Brianda Tamara Cruz Sandoval)が、ソフトボールで4位に終わった選手たちがユニホームや道具を置き去りにしていたのをソーシャルメディアで明らかにすると、怒りの声が爆発した。

 一部のSNSユーザーは、チーム内には米国との二重国籍を持つ選手が多く、メキシコへのプライドに欠けていた可能性があると指摘していた。

 発表に先立ち、同連盟のロランド・ゲレーロ(Rolando Guerrero)会長は、選手たちがユニホームを置いていったのは、帰国時の荷物が多すぎたためと話していた。

 しかし、その後の連盟の発表文では、そのことがウエアを捨てる理由にはならないとして「メキシコの全国民に謝罪」し、連盟からの除名を含めて選手を処分する可能性を明らかにした。(c)AFP