【7月31日 AFPBB News】新型コロナウイルスの流行を受け、ほとんどの会場で無観客開催となった東京五輪

 自宅での応援が呼びかけられている中、長野県松本市のアパートの一室では、チラシや空き缶、衣服などが散らばり床が見えなくなっている部屋の布団の上で、50代の男性がテレビ中継を見ている。

 29日は競泳の中継にチャンネルを合わせた。

「なんでコロナ禍の中でオリンピックやるのかと思っていたけれど、始まっちゃうと見ちゃう」と男性は語った。テレビ番組が軒並み五輪競技中継に差し替えられ、初めは他に見るものがなく仕方なく見ていた。だが、そのうち「楽しく」見るようになったと話す。

 この日は、男性自ら呼んだ清掃会社が、ごみの片付けを始めた。

 病気で左足の指を切断してから、ごみ出しが面倒になり、部屋に物がたまり始めたと話す男性。だが「いい加減、このままではだめだ」と考え、以前、車を見かけたことがある会社に依頼したという。(c)AFPBB News