米アラスカ沖でM8.2の地震 「1965年以降で最大」 小規模な津波も
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【7月30日 AFP】米地質調査所(USGS)によると、米アラスカ州沖合で28日午後10時15分(日本時間29日午後3時15分)、マグニチュード(M)8.2の地震があった。同州では最大で高さ約20センチの津波が観測されたが、大規模な津波はなかった。
震源はペリービル(Perryville)の南東約100キロの地点。津波警報センター(National Tsunami Warning Center)はアラスカ州南部とアラスカ半島に津波警報を出したが、約3時間後に解除した。
人口約6000人のコディアック(Kodiak)島では、低地に住む人々が高台に避難するよう指示された。地元ラジオ局によると、小規模な津波が観測されたが、被害が出たとの情報はなく、避難命令は解除された。
アラスカ地震センター(Alaska Earthquake Center)の地震学者マイケル・ウェスト(Michael West)氏はアラスカ公共メディア(Alaska Public Media)に対し、今回の地震は「アラスカ地域で1965年以降に起きたものとしては最大」だと語った。
アラスカ州では1964年3月、北米観測史上最大となるM9.2の地震が発生。揺れと津波により250人以上が死亡した。(c)AFP