【7月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間29日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は419万383人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億9589万3120人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 28日には世界全体で新たに1万196人の死亡と63万6379人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドネシアの1824人。次いでブラジル(1344人)、ロシア(799人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに61万1801人が死亡、3467万2829人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は55万3179人、感染者数は1979万7086人。以降はインド(死者42万2662人、感染者3152万8114人)、メキシコ(死者23万9616人、感染者279万874人)、ペルー(死者19万6138人、感染者210万7873人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの595人。次いでハンガリー(311人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(295人)、チェコ(284人)、北マケドニア(264人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が136万6132人(感染4053万874人)、欧州が119万8999人(感染5799万5186人)、アジアが65万8913人(感染4424万5603人)、米国・カナダが63万8368人(感染3610万1068人)、アフリカが16万7407人(感染658万7377人)、中東が15万9207人(感染1035万3134人)、オセアニアが1357人(感染7万9880人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP