【7月29日 AFP】東京五輪は29日、テニス男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア五輪委員会<ROC>)は第6シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta、スペイン)に2-6、6-7(5-7)で敗れ、4強入りを逃した。

 第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との決勝を望んでいたメドベージェフだったが、この試合ではミスを連発。ウイナーを12本しか奪えなかったのに対し、アンフォーストエラーは26本もあった。

 一方、勝利したカレーニョ・ブスタは、第14シードのウゴ・アンベール(Ugo Humbert、フランス)を7-6(7-4)、4-6、6-3で下した第12シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ROC)と準決勝で対戦する。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)では、ジョコビッチの失格処分によって次のラウンドに進んだカレーニョ・ブスタは、今回が初の五輪出場で、スペイン人選手では2008年の北京五輪を制したラファエル・ナダル(Rafael Nadal)以来となる2人目のシングルス優勝を目指している。(c)AFP