【7月29日 AFP】(更新)東京五輪は29日、テニス男子シングルス準々決勝が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)は大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に2-6、0-6で敗れ、準決勝進出はならなかった。

 北京五輪での銅メダルが最高成績で、いまだ金メダルには手が届いていない34歳のジョコビッチは、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と準決勝で対戦する。

 母国開催での五輪でメダル獲得を期待されていた元世界ランキング4位の錦織だったが、16本のアンフォーストエラーを記録。最終セットでは相手のマッチポイントを2度しのいだものの、3本目を決められ完敗に終わった。

 一方、今季すでに全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)、全仏オープン(French Open 2021)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)を制し、年間ゴールデンスラムの偉業を目指している世界1位のジョコビッチは、錦織相手にも危なげない戦いぶりを見せ、わずか1時間10分で快勝した。

 ズベレフは準々決勝でジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)を6-4、6-1で下し、4強入りを決めた。11本のエースをたたき込みメダル確定まであと1勝に迫ったズベレフは、ジョコビッチ戦での連敗を5で止めることを狙う。(c)AFP