【7月29日 CGTN Japanese】中国の研究チームが開発した、吸入型新型コロナウイルスワクチンの臨床研究データが26日に、英医学誌「ランセット」で発表されました。新型コロナウイルスを予防する粘膜免疫型ワクチンの臨床試験データの公開は、世界初となっています。

 今回発表されたデータでは、吸入型ワクチンは安全性が確立され、従来の筋肉注射型よりワクチン有効成分の5分の1の用量しか使用せず、体の部分的な副作用も見られていません。また、筋肉注射型のワクチンを接種した後、吸入型ワクチンの接種によって抗体レベルを引き上げられるなど補強効果も期待できるということです。

 同研究チームのメンバーは吸入型ワクチンの利点について、接種の利便性や副作用の低減、生産効率の向上、医療用廃棄物の削減などを期待できるとしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News