【7月29日 CGTN Japanese】東京オリンピックの女子シンクロ高飛び込みでは、15歳の中国代表・陳芋汐(Chen Yuxi)選手と17歳の張家斉(Zhang Jiaqi)選手のペアが金メダルを獲得しました。頼もしい、若さあふれる演技が中国で話題になっています。

 決勝が行われた27日、二人の両親や出身チームの仲間たちは、テレビの前で釘づけになっていました。

 上海にいる、陳選手の最初のコーチであった金暁峰さんは、「彼女は子どもの頃は体が弱くて、病気をしがちだった。ひたすら努力したのだろう。本当に嬉しい」と喜んでいました。

 北京にいる張選手の母親は、「小さなミスも許されない中、本当によく頑張った。娘のことを誇りに思っている」と話しました。

 優勝を受け、飛び込み中国代表の周継紅(Zhou Jihong)監督は、「二人とも集中力がすごかった。ほかの選手たちにもぜひ集中して取り組んでほしい」と話しました。

 陳選手は東京に行く前に、母親とのチャットで「人生には成功も失敗もある。結果よりもプロセスが大事。とにかく頑張り続けたい」と話していました。バービー人形が大好きな張選手は、スイーツも大好物。ですが、「体重のコントロールが必要なので、我慢している」と明かしたこともあります。二人の練習は、1日10時間を超える日が続いたそうです。謙虚な姿勢と、無心での練習が、若きオリンピックチャンピオンの誕生を支えました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News