【7月29日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は28日、クウェートで世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長と会談し、WHOによる中国での新型コロナウイルスの起源に関する追加調査を支持すると表明した。

 ブリンケン氏はクウェートに到着後、「米国は、WHOが(中国などで)実施する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の起源に関する追加調査計画を支持する。今回のパンデミック(世界的な大流行)への理解を深め、将来のパンデミックを防ぐためだ」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ブリンケン氏とテドロス氏の会談は、米国が発表したスケジュールには含まれていなかった。

 米国務省のネッド・プライス(Ned Price)報道官によると、ブリンケン氏は調査の第2段階について、「タイムリーで証拠に基づき、透明性があり、専門家主導で行われ、干渉を受けないものである必要性を強調した」と述べた上で、「重大な関心事であるこの問題について、国際社会が団結することの重要性」を訴えたしている。(c)AFP