【7月28日 AFP】東京五輪は28日、テニス男子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は第14シードのウゴ・アンベール(Ugo Humbert、フランス)に6-2、6-7(4-7)、2-6で屈し、敗退が決まった。

 右脚を負傷したチチパスは第2セットの終盤、メディカルタイムアウトを取らざるを得なかった。

 2度のブレークに成功して第1セットを奪ったチチパスは主導権を握っているように思われたが、タイブレークの末に第2セットを奪われた。

 世界ランキング28位のアンベールは最終セット、2度のブレークに成功して5-1とリードすると、最後は4本目のマッチポイントで勝利を決めた。アンベールは準々決勝で、第12シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア五輪委員会<ROC>)と対戦する。

 また、男子ダブルスの準々決勝では、英国のアンディ・マレー(Andy Murray)/ジョー・ソールズベリー(Joe Salisbury)組がクロアチアのマリン・チリッチ(Marin Cilic)/イワン・ドディグ(Ivan Dodig)組に6-4、6-7(2-7)、7-10で敗れた。

 五輪のシングルスで2度の優勝を誇り、今大会では自身三つ目の金メダル獲得を目指していたマレーだが、再び五輪に出場するかどうかは分からないと述べている。(c)AFP