【7月28日 AFP】28日に行われた東京五輪の競泳男子200メートルバタフライ決勝で、金メダルを獲得したハンガリーのクリストフ・ミラーク(Kristof Milak)が、レース直前に本番用の水着が破れたため、世界記録更新に挑戦できなかったと明かした。

 2019年にマイケル・フェルプス(Michael Phelps)氏の記録を上回り、世界記録保持者となった21歳は、1分51秒25の五輪新記録で優勝。しかし本人ミラークは、レース前に水着が破れていなければもっと良い記録が出せたと話し、そのせいで世界記録更新を狙えなかったと考えている。

 ミラークは「プールに入る10分前に破れた。その瞬間、世界記録は終わったと思った」と話した。「それで集中が乱れ、これでは無理だと思った。それでも金メダルが取れてうれしいよ」

 同種目では、本多灯(Tomoru Honda)が1分53秒73で銀メダルを獲得した。(c)AFP