【7月28日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)南京市(Nanjing)の南京青奥体育公園体育館で27日、新型コロナウイルス核酸検査施設のエアドーム型実験室「猟鷹」6組の設置が完了し、運用が始まった。

 各実験室は検査試薬準備エリア、サンプル処理エリア、核酸増幅エリアの3張りのエアドームで構成され、各エリアは緩衝区と実験区に分かれる。4号実験室の張淑正(Zhang Shuzheng)室長によると、1組当たりの広さは約210平方メートルで、6組合わせた検査能力は1日18万件になる。複数の検体をまとめて検査するプール方式を導入すれば、1日180万件の検査が可能だという。

 広州国家実験室や国家呼吸器疾患臨床医学研究センター、医療診断サービスを提供する金域医学集団など複数の機関や企業が共同で開発した。6月1日から6月30日にかけて、広州(Guangzhou)で初めて運用され、全市民を対象とした核酸検査で重要な役割を果たした。(c)Xinhua News/AFPBB News