【7月30日 CNS】中国政府系シンクタンクの中国情報通信研究院によると、今年上半期(1~6月)の中国国内市場における5G携帯電話の出荷台数は1億2800万台に達し、前年比100.9%増加となった。携帯電話の総出荷台数の73.4%を占めた。

 5G携帯の割合は増え続けており、6月だけでみると出荷台数は全体の77.1%に上っている。

 一方で、中国の携帯市場はコロナ禍から回復の途上にあり、6月の携帯電話の総出荷台数は前年同月比10.4%減の2566万4000台だった。中国情報通信研究院の分析では、今年第1四半期(1~3月)など早い時期に国内の携帯電話需要が高まったことや、半導体チップの不足、華為技術(ファーウェイ、Huawei)の減産などが要因という。それでも、4月と5月は前年同期比で30%超マイナスだったのが6月は10%台のマイナスにとどまり、前月比では11.7%増と回復傾向となっている。

 2021年上半期の携帯電話の総出荷台数は1億7400万台。2020年の出荷ベースが少ないため、前年同期比で13.7%増だった。(c)CNS/JCM/AFPBB News