【7月27日 AFP】(更新)東京五輪は27日、テニス女子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)はチェコのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova)に1-6、4-6で敗れた。

 屋根の閉じた有明コロシアム(Ariake Coliseum)で、大坂はミスを連発し、世界ランキング42位のボンドロウソバに68分で敗戦。母国で金メダル獲得の夢はかなわなかった。

 いきなりサービスゲームを落とす苦しいスタートとなった大坂は、2019年の全仏オープン(French Open 2019)で準優勝したボンドロウソバにさらに2度のブレークを許し、第1セットを奪われた。

 第2セットは最初のゲームで大坂がブレークしたが、ダブルフォールトで序盤のリードをふいにし、ゲームカウントを2-2とされた。

 四大大会(グランドスラム)で4度の優勝を誇る大坂はその後も不安定なプレーを露呈し、セットカウント4-5で迎えた第10ゲームでは相手のマッチポイントを2度しのいだものの、最後はバックハンドのショットがアウトになり、敗戦が決まった。

 ボンドロウソバは準々決勝で、パウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)とナディア・ポドロスカ(Nadia Podoroska、アルゼンチン)の勝者と対戦する。

 第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は5-7、6-3、6-4で第14シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を下し、3試合連続でフルセット勝ちを収めた。スビトリーナはこれで、今大会で生き残っている最上位のシード選手となった。

 一方、先日のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)で準優勝を果たした第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は、イタリアのカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi)に4-6、2-6で敗れた。

 第9シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)は、今年の全仏オープン(French Open 2021)女王で第8シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)に1-6、6-2、6-3で勝利。

 ロシア五輪委員会(ROC)として出場している第13シードのアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)は、1回戦で第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)を撃破したサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)を6-1、6-3で下し、同選手の快進撃を阻止した。

 通算2度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る第7シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)は、6-4、6-1でベルギーのアリソン・バンアーツバンク(Alison van Uytvanck)に快勝した。(c)AFP