【7月27日 Xinhua News】中国では本土31省・自治区・直轄市のうち、これまでに27省・自治区・直轄市が上半期(1~6月)の経済統計を発表し、複数の地域の経済が新型コロナウイルス感染症拡大前の水準に回復したことが分かった。27省の域内総生産(GDP)伸び率を見ると、前年同期比で全国平均(12・7%)を上回ったのは3分の1、2019年を基準とした2年平均(全国平均5・3%)では半数近くに上った。

 GDP規模は長年、広東(Guangdong)、江蘇(Jiangsu)、山東(Shandong)3省が上位3地域を独占している。中でも広東省は31年連続で全国首位を保ち、上半期GDPも5兆7200億元(1元=約17円)と首位だった。2位の江蘇省は5兆元を超えた。山東省は3兆9千億元に迫った。河南省(Henan)、四川省(Sichuan)、福建省(Fujian)、湖北省(Hubei)、湖南省(Hunan)、安徽省(Anhui)、上海市の7地域はいずれも2兆元を超えた。

 GDP伸び率の上位5地域には、海南省(17・5%)、北京市(13・4%)、江蘇省(13・2%)、広東省(13・0%)の東部4地域が名を連ねた。山東省(12・8%)と上海市(12・7%)も上位10地域に入った。過去2年の平均伸び率では海南省(7%)と江蘇省(6・9%)が上位2地域となった。(c)Xinhua News/AFPBB News