【7月27日 AFP】東京五輪フェンシングのアルゼンチン女子代表、マリアベレン・ペレスマウリス(Maria Belen Perez Maurice)が26日、長年のパートナーでコーチの男性からテレビカメラの前でプロポーズされ、受け入れた。男性は以前にもペレスマウリスにこのような形で求婚しており、2回目での成功となった。

 五輪出場3回目のペレスマウリスは同日、サーブル個人の初戦に出場も敗退。失意の中、記者団の質問に応じているところに、背後からコーチのルカス・サウセド(Lucas Saucedo)さんが現れた。「結婚してください」と書かれた紙を持ったサウセドさんは片膝を地面につき、こう言った。

「イエスと言って、たくさんの人が見ているよ」

 サウセドさんは2010年、仏パリで行われた世界選手権の際にも同じようなプロポーズをしたが、軽くあしらわれた。その時のペレスマウリスの答えは「冗談か何か?」だった。

 しかし、11年後、彼女が出した答えは「イエス」だった。

「言葉が出てきませんでした。心の中で『うそでしょう?』と」。サウセドさんと17年間パートナー関係にあるペレスマウリスは「アルゼンチンに帰ったらアサード(アルゼンチンの伝統的バーベキュー)で盛大に祝います」と喜びを語った。(c)AFP